オーガンジー布
2015/02/22
花に例えると”かすみ草”のような存在のオーガンジー
その魅力、ご存じですか？
オーガンジーとは…
薄くて軽く、透けて見える布の事を言います。
その風合いは薄い中にもしなやかなハリがあり、上品な光沢もあるので
ドレスにも好んでよく使われる素材です。
織り方は縦横1本ずつを交互に合わせた単純な織り方です。
綿、シルク、レーヨン、ポリエステルなどの種類がありますが
ポリエステルが一般的に多く使われているようです。
「オーガンジー」一枚だと迫力はないかもしれないけれど
上品な光沢としなやかさは他の布を引き立たせる役目もあり
オーガンジーを何枚か重ねてみたり、ひだを重ねることで
とてもやさしく優雅な存在感が出てくるんです…
まるで”かすみ草”のような存在だと思いませんか？
また、ドレスだけでなくパッチワークにもオーガンジーを使った手法があります。
それはシャドーキルトです。
シャドーキルトは、土台布に図案の断ち切り布を重ね
その上にオーガンジーをかけて
断ち切り布にそってステッチをして止めていくという手法です。
アップリケと違って断ち切りの布を挟むだけなのでゴロゴロしないし
アップリケのように縫い代を折り込む必要がないので
比較的簡単に仕上がり
細かいところや先のとがった図案などもきれいに出来ます。
上からオーガンジーがかかるので少し濃いめの色を選ぶと
きれいに仕上がりますよ。
オーガンジーはパッチワークだけでなく小物作りにも活用できます。
布で作るおひな様の飾り「ぼんぼり」の作り方
この作品を作る時には
ぼんぼりの透け感を出したくて悩みましたが
手芸綿をオーガンジーでくるむことで
オーガンジーの透け感と光沢が程よい温かみを出し
おひな様の柔らかい雰囲気を出せたと思います。
オーガンジーは薄い布ですがその分圧迫感がないので
大きなままスクリーンカーテンのように使い
ちょっとした部屋の間仕切りにしてみたり
のれんのようにして部屋の扉に吊り下げたりすると
最近冷蔵庫でも使われているエアーカーテンの役目もはたして
暖房や冷房が部屋からにげるのを防ぐことも出来ます。
そののれんにはヨーヨーキルトやフェルトやリボンなどを
付けると一段とかわいくなってお部屋もパッと明るくなりますよね♪
お値段も手ごろなので一度手にとってみてはどうでしょう…
（*^_^*）
